1300年続く法隆寺が檜で作られている事をご存知ですか?実は孫の世代まで託せる家なのです。一般的に、家の柱に製材される檜は『樹齢50年』程度が主流です。気候が温暖な九州産檜は成長が早いため樹齢30年程度で製材されます。しかし私達が採用している東濃檜は民材では希少な『樹齢70年』ものを使用しています。
東濃檜は日本三大檜(他に吉野檜・紀州檜・木曽檜)と並ぶ、檜の中でも最高峰ランクです。世界文化遺産『白川郷』のある岐阜県の高級檜材です。岐阜県東濃地域に分布している檜で、山間部の寒暖の差が激しい、非常に厳しい環境で育ち、製材されるため成長が遅く、年輪幅が狭く均整がとれ、強度に優れています。加工性がよく、耐水性にも優れています。また、十分に乾燥させ含水率18%以下のものしか使用していませんので、経年による狂いや変形を最小限に抑える力強さがあります。
美しい木目とは、年輪幅が狭く、均整がとれ、淡いピンク色で色・艶が備わっています。建築のプロである私達も、いつ見ても気品・品格が漂い惚れ惚れします。しかも香りが非常に高く、使い込むほどに樹脂が表面に滲んで味わいが深まります。きっと歳をかさねるごとに、人と同じく味が醸し出されるでしょう。
高級品質の証として岐阜県よりID管理された産地認証マークが貼付された東濃檜を使用しています。
檜は寒さの厳しい環境に育った檜ほど年輪幅が狭く均整がとれ、強度にも優れています。東濃檜は国産檜の中でも一番寒い北部に位置しています。