建物は工業製品と違い全て職人の『手作業』によってつくられます。また、素材には『木』という自然の生物が、そのまま使用されていて、その善し悪しで建物自体のできばえも大きく変わります。
つまり、『建物』とはその作り手の『技』と『素材』の融合によってつくり出される、ハンドメイド製品です。
だからこそ私達は、木と職人にこだわり続けています。
一般的に、柱に製材される檜は『樹齢50年程度』がほとんどで、気候が温暖な九州産檜の場合は、成長が早いため樹齢30年程度で製材されます。
しかし、私達が採用している『東濃檜』は民材では希少な『樹齢70年』ものです。寒暖の差が厳しい環境下で生育するため成長が遅く、年輪の密度が高いため狂いも少なく、強く美しい最高級材となります。
東濃檜の里『岐阜県の白川町』から運ばれた木材は、この『職人達』の手により、『建物』へと姿を変えます。
その材は生きています。それを見極めるのが『職人の技』。長年木と生きてきた職人だから出来る事です。職人達は一本一本の木材の状態を確認しながら、その個性を生かし、木に命を込めていきます。
そして木は「東濃檜の家」へ形を変え、住む人と共にさらに生き続けます。私たちはそんなハンドメイドな家づくりに、こだわり続けたいと考えています。