例えば板を梁(ハリ)に据え付ける場合、通常の梁(ハリ)工法だと四辺のうち、二辺に釘を打ち込みます。イデアフレームは釘の長さも規格で統一されているものを、四辺に釘のピッチ150mm以下で、均等に打ち込むのが特徴です。通常工法の2.4倍の剛性を得る工法。それがイデアフレームです。
建築工事のPOINT
建築工事では特に梁(ハリ)の組み方がとても重要です。これが建物の重要なバランスを司ります。特に地震の場合は、どの方向から振動が来るか予測できないためある一定方向だけでなく、四方向からの揺れに対するバランスのとれた梁の組合せが大切です。
通常工法より2.4倍の剛性の秘密
通常の梁(ハリ)工法は、梁の上に下図の様に床材を設置するため地震などの負荷(揺れ)に対して、梁のゆれが大きく耐震性に弱点がありましたが、イデアフレームは格子状に、梁を通し、その上に床材を設置するため地震などのあらゆる方向からの揺れに対しても強い構造です。
その為、通常の工法よりも2.4倍の剛性を確保しました。
縦横の歪みを、フレームと床が二重で防止する構造
軸組工法(在来工法)で作られている『IDEAフレーム』は床組に秘密があります。通常工法と異なり『格子状』に梁が組まれているので、地震等の縦横の不規則な揺れ(力)に対して極めて強い構造となっています。更に、その上から構造用合板(28mm厚)を張りますが、フレームが『格子状』に 組まれているため、構造用合板の四辺をしっかりと固定する事ができます。
釘は四辺均等打ち込み
板を梁(ハリ)に据え付ける場合、通常の梁(ハリ)工法だと四辺のうち、二辺に釘を打ち込むのが一般的です。IDEAフレームは釘の長さも規格で統一されているものを、四辺に釘のピッチ150mm以下で、均等に打ち込むのが特徴です。
IDEAフレーム工法は「精度の高い正確施工」も特徴です
いくら構造的に優れていても、釘の長さや打ち方などの施工が「いいかげん」では、構造計算上の強度は得られません。IDEAフレーム工法では、釘のピッチは150mm以下で打ち、釘の長さも決まっています。
さらに上図のようにフレームが格子状に組み込まれていることで、構造用合板をしっかりと固定することができますが、この釘の本数も構造上の強度を左右する要因となります。
シックハウス症候群に配慮
構造用合板、床材共に『F★★★★』 の物 を採用し、健康面(シックハウス症候群)にも配 慮しています。2階梁はどの方向にも必ず910mm(尺モジュールの場合)ごとに配置されています。地震のように、あらゆる方向から力が加わるよう な場合でも床剛性が高まることで地震エネルギーを分散し、負荷の緩和が図れます。
騒音・振動・響き・きしみ対策にも配慮
2階の部屋を走り回ったり落下物があった場合、1階に音が響き振動も直接伝わります。このようなトラブルは家を建ててしまった後では解決が非常に難しいものです。音や振動による不快感の多くは2階の床梁の構成に起因しています。
『IDEAフレーム』では床の不快な振動を梁の組み方と床材の厚みで改善しています。また、梁、床の両方で剛性を高めた結果、従来では特に補強を要する場合の多かったピアノなどの重量物でも場所を選ばず設置できるようになりました。
※イデアフレーム工法の詳細をお知りになりたい方はお問合せください。